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翌日、同級生である遊馬に話を聞いたら作詞作曲で考えてなかったと謝られ、匡は興味なかったと一蹴。
静馬の調べで中学時代はリレーショナーだったこと、実は日本ストライド協会医療部の幹部であること、花京院にはドクターマネージャーとしてスカウトされていたことがわかった。
これだけわかればやることは一つ。
シズマ「勧誘、ですか?」
レイジ「ふふ、さすが静馬。」
カエデ「行くんですか!?」
バン「やっぱりキュートガールを入れるのかにゃ?」
どさんこちゃんと同じ様な感じじゃないかな。
それにドクターマネージャーがいれば何かと便利だしね。
アスマ「…妹尾はどう思うよ。」
タスク「興味あらへんわ。」
レイジ「匡は相変わらずだね。従妹ちゃん…心美ちゃんだったかな。じゃあ、行こうか。」
俺達は彼女のいる教室へ向かった。
ちなみに昼休みだよ。
レイジ「久我心美さん、いる?」
ザワッ………
キャー!?レイジサマヨー!?
カッコイイー!!
クガサンニナンノヨウカシラ!?
タスク「………うっさ。」
バン「しーっ!!」
素早く匡の口を塞ぐ万太郎を横目に、俺は続ける。
レイジ「あ、いた。久我さん。」
シズマ「どうも。」
一番後ろの、窓際。
そこに座っていた心美ちゃんは、イヤホンで音楽を聴いていて、俺達に気づいていない。
横の席の、友達であろう女の子がイヤホンをむしりとった。
あ、叩かれてる。
一頻り叩かれた女の子は俺達を指差した。
ガタッ!!
アスマ「って、おいっ!?」
カエデ「ここ2階ですよ!?」
何をしたかって?
心美ちゃんは、俺達に気付いて固まった数秒後、窓から飛び降りたんだ。
たまらず教室に駆け込み、窓から身を乗り出す。
ミハル「…鬼ごっこですっ!!」
「「「はぁぁぁぁ!?」」」
なんと心美ちゃんはピンピンしていて、俺達にそう叫んで走り出した。
なんて子だ(笑)
レイジ「…さて皆。わかってるよね?」
バン「もちのろん!!」
シズマ「勝負を仕掛けられた訳ですからね。」
アスマ「ぜってー捕まえる!!」
あんなの見せられて、さらに勝負まで仕掛けられた。
のらないわけがないでしょ!!
レイジ「行くよ!!
3
2
1
GO!!」
俺達は四方八方に走り出した。
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