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チュ……
カヤ「……っふ…!?」
マコト「………………。」
…………お?
うぇぇぇぇぇぇい!?
カヤ「………っはぁ。」
マコト「ふはっ…何赤くなってんだ?お?」
カヤ「っ……五月蝿っ…////」
ふ、不意討ちは危険だ。
この、ゲス宮!!
カヤ「それより、感想は?」
マコト「ん?」
カヤ「それの。」
クロスを指差すと、
マコト「………すげー嬉しい。やっぱお前彼女にしてよかったわ。」
カヤ「お、おう。それはどうも。」
真は少し頬を染めて言った。
ちょ、調子狂う。
カヤ「つか着けろし。」
マコト「榧はどんな感じに着けてんだ?」
カヤ「え?こう。」
少し鎖が長くて二重巻にしたクロスを制服から出す。
薄桜色の水晶がキラリと光った。
マコト「………ふぅん。」
カヤ「真はどうすんの?」
マコト「んじゃ、こーするわ。」
真は私と同じように二重巻にすると、真のクロスと私のクロスを重ね合わせた。
マコト「これ、指輪の代わりな。」
カヤ「え?」
マコト「だから、いつか絶対に指輪の方も買ってやるからそれまで開けとけっつってんだよ///」
それって………プ、
カヤ「プロポー…ズ?」
マコト「……あぁそうだよ!!下手で悪かったな!!」
…………下手なんて、そんなことない。
カヤ「うぅん。真らしい。かっこいいよ。」
マコト「っ/////」
真はもう一度私を引き寄せ、
「もう離さねぇからな。」
と言って優しくキスをした。
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