愛しかった日々へ

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ある日、差出人不明の依頼状が俺達幻影旅団のアジトに届いた。 それは、 エーテル街ベンゼン通1958-75 この屋敷に保管されている世界一のサファイアを盗んでもらいたい。 盗んだあとは、君達の好きにしてくれ。 場所は最下層の監禁部屋だ。 報酬はそのサファイアだ。 どうか、よろしく頼む。 ****** 依頼人の名前が汚れすぎて読めなかったが、盗みの依頼らしい。 クロロ「―――らしいんだが、行くか?」 それを団員達に聞けば、 「「「もちろん。」」」 と即答で帰ってきた。 さぁ、世界一のサファイアはどんな輝きなのかな? <ソフィアーナside> ………あの惨劇から何年たっただろう。 ただ1人生き延びた僕は貴族に監禁され、食事はあるものの、ほぼ放置だ。 僕を見る彼奴の目は、欲にまみれていた。 大方、僕を見せ物にする気なんだろう。 ただ1人のジエチル族だと、世界一の希少種だと。 <重力の悪戯>を使えば出れるかもしれないが扉までの距離が遠すぎる。 <星たちの鎮魂歌>は使える相手がいない。 だから此処から逃げられない。 そういえばさっきから外が騒がしいな。 何なんだろう。 ………"円"くらいは発動しときますか。 ヴゥン "円"を発動させ、警戒を強めた。 直後、 ?「フィンクス。」 フィン「おう。………ぅおおおりゃっ!!」 ドガァァァンッ ソフィ「………は?」 鋼鉄の扉が吹き飛んだ。
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