愛しかった日々へ

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<クロロside> 依頼状通りの屋敷に忍び込んだ俺達旅団は分かれて最下層を目指していた。 俺とフィンクスは念能力や体術を駆使して最下層にたどり着いた。 だが後ろから物騒なモノを持った集団が追いかけてくる。 監禁部屋を探していたその時、 ヴゥン… クロロ「………"円"?」 明らかに念能力"円"だった。 ということは、この中か? クロロ「……フィンクス。」 フィン「おう。…………ぅおおおりゃっ!!」 ドガァァァンッ 戦闘中のフィンクスを呼び、扉を吹き飛ばしてもらった。 フィンクスはすぐに戦闘に戻る。 ………短気な奴だ。 まぁ、俺も大概ではない、か。 そう思いながら部屋に入ると、 ソフィ「…………。」 白銀の長髪を靡かせサファイアの様に蒼い瞳をこちらに向け固まっている女神のような女性がいた。 …………これが世界一のサファイアか。なるほどただ1人のジエチル族、納得だ。 ……挨拶、しておこう。 クロロ「初めまして。私はクロロ=ルシルフル、とある団体の団長です。」 ソフィ「………っあ、は、初めまして。僕…じゃない私はソフィアーナ・ジエチル。何か、御用でしょうか…?」 クロロ「……昨日、依頼状が届きまして。依頼人はわからないのですが此処の最下層、監禁部屋に保管されている世界一のサファイアを盗めと書いてありました。」 ソフィ「…………そうですか。で、そのサファイアは見つかりましたか?」 俺に向かって放たれる鈴のような声、俺を見つめるサファイアの瞳の持ち主、ソフィアーナの手をとった。 彼女の目が少し見開かれる。
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