伝えたかった

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そんなある日、 オキタ「……異常無し…っと。」 僕が何時ものように巡察をしていたときのことだった。 ルイ「………っ!?」 オキタ「瑠…威?」 瑠威だった。 見た目は大人っぽくなっているけど、髪色や目付きは瑠威のまんまだから、分かりやすかった。 ルイ「っ……!!!」ダッ オキタ「あっ……待って!!」 走り出した瑠威。 意外と足速いな…。 オキタ「瑠威!!」パシッ ルイ「っ…離しっ、ひゃあっ!?」グイッ オキタ「捕まえた。」 路地裏でようやく瑠威に追い付いた。 逃げないように暴れる瑠威を抱き締める。 ルイ「離しっ…変なとこ触んなっ!!!!////」 オキタ「瑠威が暴れるからじゃん。暴れないでよ。」 ルイ「大人しくしてたら屯所につれてかれるでしょ!!せっかく嫌われようとしたのにっ……!!何で皆っ…私に近づくのっ!?」 オキタ「……瑠威…。」 意外だった。 まさか泣くなんて思わなかった。 てか嫌われようとって……。 ルイ「…っ…っな…何で…何でっ!!」 オキタ「っ………瑠威…。何だかんだ言って、僕は君に何度も救われたんだよ。あの時だって……。」 ルイ「五月蝿い!!五月蝿い五月蝿い五月蝿い!!バカ沖t「君が五月蝿い。」っむ!?///」 僕の胸板をぽかぽか殴りながら泣きじゃくる瑠威。 何度も叫ぶ瑠威の口を僕の口で塞いだ。 瑠威の顔が驚きと羞恥に染まる。 あはは、顔真っ赤。
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