氷龍が出会うのは

2/4
前へ
/192ページ
次へ
トウシ「はぁぁっ!!」 刀獣「……くっ…!!!」 刀獣討伐。 その任務で現世に来ている俺は、遭遇した刀獣と戦闘していた。 あと一撃…そう思った。 が、 刀獣「うぉぉぉお!!」 トウシ「なっ!?」 後ろから新たな刀獣が襲い掛かってきた。 氷輪丸は乱菊の所だから避けられない。 ?「氷天に舞え"氷柱雪月華"。……"華月-カゲツ-"!!」 ザシュッ ザシュッ 刀獣「「っぎゃああああ!!」」 突然現れたそいつは、一撃で刀獣を倒した。 逃げようとしていたヤツも纏めて。 薄い水色の髪、浅葱色の瞳。 そして真っ白なマフラー。 市丸が創ったという死神代行だった。 セツカ「大丈夫?日番谷隊長。」 トウシ「あぁ。悪い。えっと…」 セツカ「雪華。氷竝雪華です。よろしくお願いします。」 氷竝雪華。 月明かりに照らされるそいつの笑顔は、綺麗だった。 <空座第一高校> セツカ「あ。」 トウシ「ぶっ!?」 イチゴ「おぉ、雪華じゃねぇか。ん?冬獅郎?」 廊下でバッタリ鉢合わせた俺と氷竝。 黒崎が言うには此処の1年らしい。 ユミチカ「へぇ…君が氷竝雪華かぁ。」ランギ「なかなかいい子じゃない。」 セツカ「はい。市丸さんから力を頂きまして。よろしくお願いします、綾瀬川さん、松本さん。」 ランギ「もう、松本さんじゃなくて乱菊さんで良いって言ってるじゃない。」 ユミチカ「僕も、弓親でいいよ。」 セツカ「はい。乱菊さん、弓親さん。」 …………どうしてこうなった。 屋上で昼飯を食べている俺達、その輪には、氷竝がいた。
/192ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加