完璧な彼は

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ユウカ「さつきー、ドリンクとタオル持ってきたー。」 サツキ「あ、悠ちゃん!!お疲れー。皆ー!!きゅうけーい!!」 ワラワラ アカシ「悠夏。」 ユウカ「な、何。」 練習が休憩に入ると、我らが主将赤司征十郎が話しかけてきた。 普段からあまり男子に慣れていない私は、こんなことでも狼狽えてしまう。 アカシ「…………いや、なんでもないよ。」タタタッ ……………何なんだよ!! 何も話さずに私から離れた赤司に、絶対口に出せないであろう言葉を心の中で叫ぶ。 そのまま赤司は私に話しかける事もなく、部活は終了した。 部員達が着替えている今、体育館の外には私達マネージャーしかいない。 みっちゃんやさつき達は恋バナに花を咲かせていた。 ………別に私だって好きな人がいないわけじゃない。 ただ、レベルが高すぎるだけであって… サツキ「そういえば悠ちゃんの好きな人って誰?いるって言ってたけど。」 ユウカ「ビクッ)……教えない。」 ミッチ「えーっ!?教えてよ悠夏ちゃん!!」 女子3人に教えて!!教えて!!と詰め寄られる。 ………はぁぁぁぁぁっ… ユウカ「…じゃあ、さつきにだけ。」 だから、ヒントだけあげることにした。 ユウカ「…成績1位でスポーツ万能な無敗の王者さん。」 これだけ言えばわかるだろう。 さつきに耳打ちする。
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