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サツキ「………ゆ、悠ちゃん、まさかその人って…。」
ユウカ「……赤司だよ…悪いか///」
やっぱり恋愛とか性に合わない…。
絶対赤司とかムリだし。
そもそも何で赤司を好きになったんだっけ――――
<階段>
ユウカ「……んーーーっ…重っいぃぃぃ……」
私は教師から頼まれた本、しかも分厚いヤツを15冊くらい運んでいた。
前が見えないし、重い。
随分苦戦していると、
ヒョイッ
ユウカ「わっ。」
急に腕が軽くなった。
本が半分くらい、なくなっていた。
隣を見ると、
アカシ「…大丈夫か?重そうだが。」
どこか、神秘的な、でも強い意志をもった輝きを放つ真っ赤な瞳が、私を見据えていた。
ユウカ「べべ、別に!!一人で大丈夫だったし!!…………でも、ありがと。ちょっと重かった。」
アカシ「っ!!!!(ツンデレ!!)」
素直になれない私だったけれど、赤司の方が1冊多く持ってくれていて、その優しさが、嬉しかったんだと思う。
それからも、赤司はいろいろと助けてくれて、その優しさに、私は恋をしたんだと思う。
ユウカ「…ってことがあったんだよ。」
サツキ「へぇぇ……」
さつきと二人で話していたら、
アカシ「悠夏、その…少しいいか?」
赤司がまた、話しかけてきた。
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