完璧な彼は

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ユウカ「あ、うん。何?」 アカシ「…ここじゃ何だから、あっちで。」グイッ ユウカ「え!?あ、赤司!?」 赤司に手を引かれる私を、さつきと凉、アホ峰はニヤニヤと、 テツヤと緑間は驚きの目で、 敦はどうでもよさそうに見ていた。 <体育館裏> ユウカ「……赤司?」 アカシ「……………。」 さっきから赤司は私を見てばっかり。 なんか、話しかけにくい。 ユウカ「帰るよ?」 アカシ「……悠夏。」 背を向けようとしたそのとき、赤司の細い、白い腕が私の肩を掴んだ。 ユウカ「あ、かし?」 私を真っ正直から見て赤司は言葉を発した。 アカシ「悠夏、好きだ。付き合ってくれないか?」 ……………え? ユウカ「いや、え?冗談でしょ?悪い冗談やめてよa」 彼の名を呼ぶつもりだった。 でも言う前に私の口を塞いだのは、 アカシ「…これでも、冗談だと思うかい?」 ユウカ「……………////」 目の前の赤司の唇だった。 顔が熱い。唇にまだ感覚が残っている。 赤司を直視出来ず顔を逸らそうとすると、赤司は私の顔を手で固定した。 アカシ「返事は?」 ユウカ「…………私だって、好きだったんだよバカ…////」 アカシ「…よし。」 そう微笑んで、赤司はもう一度私にキスをした。 全く…ホントズルいなぁ、赤司は。 完璧な彼は狡くて、私はまた彼に恋をするばかり。 Fin.
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