第2話

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やっと、検査が終了した。 担当医の診察室に向かう。 足取りは、重い。 何か、またかかってしまったのだろうか。 それは、危険な病気なのだろうか。 怖い。 診察室に行くのが怖い。 そんな気分になった。 「汐莉、着いたわよ」 隣に居た母が、肩を叩く。 静かに頷いて、診察室の扉を開けた。
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