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結局、クリスマスプレゼントってのは心がこもっていれば何でもいいのだ。世の中は愛であふれている。その愛を形にすると言う過程にブランドなどは関係ない。そう、愛さえあればどんなにヘンテコなものだろうが、どんなに安物だろうが最高のプレゼントへとクラスチェンジするのだ。
木の葉が地面に錯乱している公園のベンチに座り、幼馴染の静乃にそんな意味のことを話した。クリスマスプレゼントを彼女にやる際に何をやればいいのかを相談していたのだ。
すると、静乃は名前の通りクールな声色で言った。
「何でもいいと言っている時点でそこに愛がこもっているとは到底思えないわね。適当に言い訳をでっち上げて、適当に物を買って、それをそれっぽくラッピングしたゴミ以下の物を愛を具現化させたプレゼントだと言って渡すのであれば、爆弾をラッピングして渡すのと同時に爆破させたほうがまだマシだわ」
「そうだよな・・・・って、最後のおかしいだろ!!」
なんだよ爆破って・・・・
まぁ、リア充爆発しろをもじったのだろうがさすがにリアル爆発は勘弁してほしい。
「あらそうかしら?案外良い案だと思うのだけれど。ほら、死ぬときは一緒だよって言うじゃない?」
「今は死ぬときじゃねぇんだよ!!」
まったくコイツは相談に乗る気があるんだろうか。最初の方は良いアドバイスだったのに今は完全に遊びが入っている。
「あら、明後日は燃えるゴミの日だったと思うのだけれど?」
「勝手に俺たちを燃えるゴミ扱いするな!!」
「燃えないゴミは今日よ。貴方たち今日死ぬ気?」
「死なねぇよ!」
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