第1話

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え?なに?じゃぁ、さっきの食べたくなるって、あっちの意味の食べるだったの? ―――と、言うことは見ていてイライラする方のチキンって臆病なヘタれ男子のことかよ! 「どうしてKFCからそんな発想できるんだ!」 しらずしらずのうちに俺は下ネタにつっこんでいたようだ。だからか、さっきから話がかみ合ってないような気がしたのは。 「え?KFCって『今日、二人で、Cまで行ける場所』の略でしょ?」 「最後の無理やりすぎないか!?」 だから、男の子とか言ってたのか。やっと話がかみ合った。 それにそっちの意味だとチキンを食べたくないというのも分かる。臆病なヘタれ男子が女の子に需要があるとは思えないし。 よかった。謎は全て解けた。 見た目は子ども、頭脳は大人。迷宮無しの名探偵・・・なーんてな! ――――って、何も問題は解決してねぇよ! どうすんだよ、クリスマス!! もう日は浅くなり、太陽の光を浴びれなくなった公園は急激に寒くなっていく。 このままここに居続けたら凍えて死んでしまいそうだ。
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