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「は?そんな風に見える?」
「見える。今そこから出て来たろ」
おじさんはさっき私がいたホテルを顎を使って指した。
「友達だよ。友達。私が先に出て来ただけ。とにかく、離して?私急いでるんだけど…」
「あぁ。わりぃーな」
掴まれていた腕を離されれば、私はおじさんを見た後、背を向けて歩き出す。
何なの、エンコーとか。
意味分からないし。
それに、あのおじさん
ホストなのかな?
でもホストにしたら…
落ち着いてる感じがするし。
って関係ない関係ない。
あんな人、知らない。
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