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「は?!おまっ…嵌めたのか」
おじさんは怒りをぶつけるかの様に椅子にドカッと座ると足を組んでる。
「嵌めたんじゃないよ。おじさんが、勘違いしただけじゃない?」
一歩上に行ってる気がして、嬉しい。今、とっても気分がいいわ。
おじさんは、くしゃくしゃと頭を掻くと一息ついて私を見上げた。
「テメー…言ったら、どうなるか分かってんな?」
椅子から立ち上がり私の目の前に来ると私を見下ろすおじさん…。
「…どうなるの?」
「二度と人前に出られないかもな。……海外に送り飛ばしてやる」
海外?
言ってる意味が分からない。
「フッ。テメーの体を売り飛ばすに決まってんだろ。風俗だ風俗」
おじさんは私の鎖骨辺りをぐいっと押す。
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