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何でもない休み。
休日を裕二の家で過ごすのなんて、特に珍しいことでもない。
だけど、それが何だがとても嬉しい。
嬉しくて、嬉しくて、何だが居心地が悪い。
「なんか落ち着きなくない?」
ごろり、と遠慮なく主のベッドに寝転がり、持参してきたスケッチブックを広げている俺に、裕二は嬉しそうに訪ねてきた。
言われて、どこが?と首を傾げると、「足」と一言。
無意識にバタつかせいた足が止まる。
「ゲームに集中出来ないから」
背中に頭を乗せて、折りたたみ式のゲームをしていた裕二は一時停止をして苦笑い。
「浮かれてんの?」
言われて、なんだ、と納得する。
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