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その詩吟はクラブ活動等ではなく、きちんとした流派のものであった。
そして練習は毎週土曜日午前中に小学校の体育館であった。
最初の方に教えて貰ったものは
李白 作
『早に白帝城に発す』
だった。
詩吟の声の出し方は普通の歌や演歌とは違った。
その為、練習の最初には発生練習をしていた。
伴奏する為の楽器(?)も詩吟独自のもで、音階表記もドレミファ…ではなく、乙一二三三'五六七八で三が基準音(ド)である。
歌い方がまだわからなかった当時の自分は喉から声を出し練習が終わる頃には喉をよく痛めていた。
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