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「いいの? わたしも一緒で」
「料理作れる奴がいないと困るだろ。
三人いれば家賃も浮くし」
「……」
仲間に入れてもらえると思っていなかったわたしは、ドキドキしながら自分の部屋に向かった。
二人の部屋よりは狭いけれど、憧れのベッドを置くスペースはありそうだ。
「ありがとう。
……嬉しい。ほんとに嬉しい」
わたしが思った以上に喜んだからか、拓己は少し呆れたように苦笑した。
「おい、ダメだよ。そこはメシ食うとこだろ」
俊輔がなぜかムッとして反対の意を唱える。
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