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時計が無いから一時間ぐらいだろうか?
今からいく世界の知識を聞いた
本当におとぎ話のような世界だった
唯一驚いたのは他族での差別が無いことであった、
地球では肌の色の違いだけで差別したりがあったのにと
今から新しく向かう世界の住民へ唯尊敬していた
この空間にいるからだろうか前の世界での思い出や仲間への思いがもちろん悲しいが前向きになれる気がした。
「どうかの・・・?いってもらえるじゃろうか・・・」
最高神が申し訳なさそうに言ってきた
「過ぎたことはしょーがないし、あんだけされてあんたが反省していることもわかってる、そこの美女だって俺だって本気を出せば消せるはずなのにな」
自分がやったことを受けて、相手の怒りを受け入れる、それは反省した奴にしか出来ないことだろうと自分で思ったからだ
「だからその世界っての?いってやってもいいぜ
そう話したら最高神が泣き出した
「すまんの・・・おぬしにはまだあの店があったというのに・・・本当にすまん・・・
「過ぎたことはしゃーねっていってんだろ、もう気にしてないとはいわないが納得したから、次行こうぜ」
あんまりウジウジされるのが好きじゃねぇ俺は最高神とやらを慰めた
「そうじゃの・・・感謝するぞ有羅君、転生に移る前に君に願いを聞いておこう」
願い?
「そうじゃ、お詫びといってはなんだがロウの世界に行くときに君に何かプレゼントしよう、なんでもいい、言いたいだけいってくれていいんじゃよ」
人の限界を超えない限りのことはする、と付け加えた神の言葉を聞いて俺は少しだけ考える、
「そうだな、じゃあ向こうに行って困んねー体と俺の店をくれ、」
そういうと神は驚いて
「それだけでいいのかの?君には迷惑をかけた、出来る範囲のことはするつもりだったんじゃが・・・」
「あんたがわざとやったわけじゃねーのもわかったし次にまた違う世界でいきかえれるんだろ?そんな贅沢なことはいえねーよ、どうしてもっていうなら・・・」
やっぱり気になるものは気になるからな・・・
「残してきた奴らをせいぜい幸せにしてやってくれよ」
今まで店を支えてきたメンバーを思い浮かべ俺は微笑む
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