微かに開き始める心

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「ねぇ…君。私とホテル行かない?」 今、私は繁華街にいる。 こんな時は快楽に溺れるのが一番。 抱かれてる時は何もかも忘れる。 快楽だけ味わっていればいい。 「いいよ。可愛い顔して積極的なんだね」 男は私の腰に腕を回し体を密着させて歩く。 男は誰でも同じ。 私にとれば、ただ休まる場所。 「テメー…何やってっ…はぁっ…はぁ…」 私の腕を掴んだのは先生だった。 息を荒げて呼吸を整えてる。 先生には関係ないんだけど。 「何だこのオヤジ?」 「…知らない。行こう?」 私は先生を無視して男の腕を取り引っ張って行く。 早く…早く楽になりたい。
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