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「怖い、夢......」
「と言っても、内容はあまり覚えてないんすけど......感覚的に怖いって感じがしました」
「ふむ......」
今までの件を振り返ると、恐らく寝ている間に霊を集めて食べると言ったところか。
そして、当の本人は怖い夢を見ただけで無自覚だと考えられる。
何時からこのような事が起きているのかは分からないが、少なくとも慣れている様子だということが分かった。
「まだ早いっすけど、朝ご飯にしますか?」
「あ......いや、少し散歩に行ってくる」
「そうですか。分かりました」
この件を他に知らせなければ後で面倒になることを理解している月影は、散歩名義で外へ出ることにした。
いってらっしゃいと玄関で見送られ、ある場所に向かって行った。
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