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「えー、作戦は失敗してしまったが、もう一度やろうと思っている。どうだ、エリナ」
「そうね、コウタ隊長。なんかこのままだと納得できないわ」
「確かに、僕の騎士道に」
「エミール、うるさい!」
「だろ、ということでリーダーさん、頼んだぜ」
『目標、キルゾーンに入ります』
「よし、エリナ!」
「了解!」
エリナがキグルミの足を掴み、コウタが羽交い締めにした。
「おいリーダー、早く!」
素早くキグルミの頭をとったが、またキグルミの頭だった。
「だと思ってたぜ。だが、もう一度とれ、リーダー」
再び、頭をとると…
「あら、皆さんごきげんいかが」
「え、ラケル……博士?」
「それはもういらないお人形なの」
「え?」
「ほら、見て」
窓のほうを指すと、零號神機兵が暴れていた。
「もっと大きなお人形。これで遊びましょ」
「うあぁぁぁ!!」ガバッ
勢い良く起き上がり、あたりを見渡した。
「……夢か」
end
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