6人が本棚に入れています
本棚に追加
/31ページ
「彼氏欲しいなぁ。」
愛美がまた言った。
「男には不自由してないんですけど。つまりカラダ的には。私、サビシい女なんかじゃないですよ。」
「それはよーくわかってるから大丈夫。」
間髪を入れず莉乃が言った。
「私は最近サビシい女だよ。思いっきりサビシい女。」
磯谷梨央が言った。
「えー?ありえな~い。してないんですかぁ?ダメですよぉ。ホルモンバランスが乱れて女が落ちますよ。」
「はいはい。もう落ちまくってますよ。」
「女のカラダには男が一番いいんですよ!女が心身ともに健康でいるためにはいい男とのセックスが不可欠って本で読みました。」
「相手がいなきゃどうしようもないじゃん。」
梨央が言った。
心身ともに健康かどうかはともかく、ランチの度の下ネタは消化に悪いのだけは間違いない。
莉乃はそう思いながら二人の会話を聞いていた。
最初のコメントを投稿しよう!