タイトル未定

三姉妹

「おいおい嘘つくんじゃないよ貧乳なりそこないJK。あ、とりあえず私をホルスタイン呼ばわりしたのは後できっちり落とし前つけるとするからね。

あんた、前回私競り落としてセンター取ったとき、諸手上げて喜んでたじゃんかよ。

泣きながらなんつったっけ？SOBは嫌いになっても、私のことは嫌いにならないでください、だっけ。あんだけ自己顕示欲強いとこ見せといてよくもまあそんな歯の浮き上がるようなセリフを」

「前回勝ったからもう十分だったの！

つまらないチャチャいれてんじゃねーよOGビーフが！」

「てめぇ誰がオーストラリア産の肉牛だ鶏のモモ肉みたいにちんちくりんのくせしやがってぶっ殺すぞ！！

大体私は前回お前がかったこと自体全く納得してねーかんな！大して歌も上手くないくせに機械補正の歌声でちやほやされてうかれやがって、秋華姉の爪の垢でも培養して飲んでろってんだ！」

「はっ！ミュージックステーションでTwitterのトレンド『放送事故レベル』で埋め尽くした希代の歌姫(笑)がなにいってんのって感じなんだけど！

あんたこそそのだらしのないメロンみたいな胸の脂肪しか魅せるところのない無能低脳じゃんか！脂肪が売りなら牛どころかただの豚だ、六白豚だ！」

「豚の体脂肪率舐めてんじゃねーぞクソアマァ！てめぇに15％を維持できるだけの気概があるってぇのかコラ！だいたい六白豚もバカにしてんじゃねーぞ霧島山麗の由緒正しき旨い豚だかんな、噛んでもなんの味もしねー淡白なお前と違ってーーー」

「ーーー黙れコワッパァ！！」

「年下の分際でコワッパだぁ？！ふざけんじゃないよオカッパァ！」

「かーっこれだから情弱は！これがオカッパに見えるならそんな目玉役にたたないからさっさとくり貫いて銀紙でも貼ってりゃいいじゃん！

知らなきゃ教えてあげるけどこの髪型はーーー」

「………二人とも、私をあまりおいてけぼりにしないで。

それと、他のメンバーが引いてるから……」

間に割り込んできた秋ねぇの手によって、私たちの口はやんわりと塞がれる。