第1話

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本当は夏未のことを女性として意識するあまり、 彼女の顔を直視して会話できなかっただけだった。 昔は彼女のことを単に幼馴染みで、 近所に住む友達としか思っていなかった。 しかし、仕事をやめ実家に戻って来た後、再会した彼女は‥‥。 彼の口からは本当のことは言えなかった。 口数少ない紫園に助け船を出すかのように 夏未が高校時代の話をする。
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