第1話
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「ねえ、シオン。彼って今どこにいるんだろうね。」 「彼って、あいつのことか?」 窓を見ながら紫園は聞く。 「カズヤ君よ。御門和哉(みかどかずや)君。」 御門和哉。 忘れもしない。 中学、高校と一緒に苦楽を共にした親友。
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