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店内は年中問わず、人が集まる。
X区で生活する者たちにとって、
この店は憩いの場となっている。
決して若い男女が近づくことがないこの店に
唯一の若い常連客二人が入る。
店のマスターに挨拶を済ませた二人は
賑わう店内で大声でいつものメニューを注文する。
「マスター、いつもの頼む」
いつものメニューを注文する青年。
「ブラックチェリーライスと揚げシューマイね、シオン。
ナツミちゃんはどうする?」
マスターはお姉言葉を使う。
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