29.サプライズゲスト

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2週間ほどして同行者の記録がオーケーになった。 「ああ良かった。ありがとうございました。いやー、やっと安心した。」 安藤さんは芯からホッとしたような感じだった。 「近々お礼させてください。」 「お礼なんてとんでもない。これが仕事なんですから。それに私は何もしてないですから。」 「山崎さんにもお礼言わなきゃならないな。今いらっしゃいますか?」 私は山崎リーダーに電話を変わった。 「良かった。良かった。」 山崎リーダーは電話を終えると独り言を言った。 「さぁ。今日はノー残業デーだぞ。残業申請は認めないぞ。早く上がれよ。」 山崎リーダーは課の全体に向かって言った。それから猛然と仕事を片付け始めた。
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