01

2/26
3397人が本棚に入れています
本棚に追加
/511ページ
俺、白井 輝石(しらい きせき)は、本当に、本当に、ただの高校1年生。 まぁ、しいて言うならめちゃくちゃ元気ってことくらいな高校生ですよ。 って、自分でいうのもおかしいけど 事が起こったのは、今にも雨がふりそうな曇り空の日…俺は見てはいけないものを見てしまったのだ… まさに、まさに…リアルホモ事情… おっおっ男同士でキスしてるっ!!!!!別に偏見はないが、いくらなんでもビックリするだろっ外で…公共の場でそんなことしちゃダメだろっっ!!! 俺は慌てて近くの木に隠れた。 そして、聞こえてくる会話に耳を傾けた。いや、だって、ちょっと興味あるじゃん? 「…っキスなんかでごまかさないでよっ!僕は本気で怒ってるんだよっ!?」 小柄で可愛らしい男の人が、顔を真っ赤にさせながら叫ぶように背の高い人に言う。 背の高い人の顔は…見えない な、なんか修羅場的な?…ちょっとおもしろいかも…って俺最低か!  
/511ページ

最初のコメントを投稿しよう!