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俺、白井 輝石(しらい きせき)は、本当に、本当に、ただの高校1年生。
まぁ、しいて言うならめちゃくちゃ元気ってことくらいな高校生ですよ。
って、自分でいうのもおかしいけど
事が起こったのは、今にも雨がふりそうな曇り空の日…俺は見てはいけないものを見てしまったのだ…
まさに、まさに…リアルホモ事情…
おっおっ男同士でキスしてるっ!!!!!別に偏見はないが、いくらなんでもビックリするだろっ外で…公共の場でそんなことしちゃダメだろっっ!!!
俺は慌てて近くの木に隠れた。
そして、聞こえてくる会話に耳を傾けた。いや、だって、ちょっと興味あるじゃん?
「…っキスなんかでごまかさないでよっ!僕は本気で怒ってるんだよっ!?」
小柄で可愛らしい男の人が、顔を真っ赤にさせながら叫ぶように背の高い人に言う。
背の高い人の顔は…見えない
な、なんか修羅場的な?…ちょっとおもしろいかも…って俺最低か!
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