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「どう、いうこと…?」 うん、俺もあなたと同じ心境です!いや、ほんとに、どゆこと!? すると、背の高い男はめんどくさそうに言う。 「はぁ。だからぁ、俺が今相手してる5人の中には1人も付き合ってる奴は居ないってこと。」 そう言い切って、また舌打ちをする。 え…?目の前の人とは付き合ってないの…? ますます訳がわからない。リアルホモ事情ってこんなもんなのか…?いや、それにしてもなぁ~ なんだろうなーこの胸に残るモヤモヤ感。あれ?俺ってば、感情的になり過ぎですかね? 「で、でもっ」 「まぁ、そりゃ?その5人とキスもしてるしSEXもしてるぜ?だから、お前も含めみんな俺のセフレ。わかったか?俺がいつお前に付き合おうって言った?好きだって言った?思い上がりもいい加減にしろよ。」 男は、平然と言い放つ。 俺はそんなやつに、3秒ア然。それからぐわああああって怒りがこみ上げてくる。 …こ、の、ヤロー…なんて奴なんだっ!!!!!!なんの悪びれもなくっ!!!!!最低だっめちゃくちゃ感情移入してる自覚はある!しかし!目の前にこんなにも悪い男がいるんだ!怒るだろう!? 背の低い方は目に涙を浮かべ男を睨みつけた。 「っ…最低っ…!!」 バチンッと公園に肌と肌がぶつかり合う音が響いた。 背の高い方をビンタした背の低い方はそのまま走り去って行った。 うおぉ~すげぇ痛そう…今の絶対口切れてるよ…  
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