3401人が本棚に入れています
本棚に追加
/511ページ
「どう、いうこと…?」
うん、俺もあなたと同じ心境です!いや、ほんとに、どゆこと!?
すると、背の高い男はめんどくさそうに言う。
「はぁ。だからぁ、俺が今相手してる5人の中には1人も付き合ってる奴は居ないってこと。」
そう言い切って、また舌打ちをする。
え…?目の前の人とは付き合ってないの…?
ますます訳がわからない。リアルホモ事情ってこんなもんなのか…?いや、それにしてもなぁ~
なんだろうなーこの胸に残るモヤモヤ感。あれ?俺ってば、感情的になり過ぎですかね?
「で、でもっ」
「まぁ、そりゃ?その5人とキスもしてるしSEXもしてるぜ?だから、お前も含めみんな俺のセフレ。わかったか?俺がいつお前に付き合おうって言った?好きだって言った?思い上がりもいい加減にしろよ。」
男は、平然と言い放つ。
俺はそんなやつに、3秒ア然。それからぐわああああって怒りがこみ上げてくる。
…こ、の、ヤロー…なんて奴なんだっ!!!!!!なんの悪びれもなくっ!!!!!最低だっめちゃくちゃ感情移入してる自覚はある!しかし!目の前にこんなにも悪い男がいるんだ!怒るだろう!?
背の低い方は目に涙を浮かべ男を睨みつけた。
「っ…最低っ…!!」
バチンッと公園に肌と肌がぶつかり合う音が響いた。
背の高い方をビンタした背の低い方はそのまま走り去って行った。
うおぉ~すげぇ痛そう…今の絶対口切れてるよ…
最初のコメントを投稿しよう!