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俊介は俺の顔を見て、めんどくさそうにため息をついてから口を開いた。
「なに、当たり前のこと聞いてんだよ…輝石はその辺の奴らよりずば抜けて可愛いし、気に入ってなかったらセフレ全部切ったりしねぇよ」
平然と言う俊介の言葉が嬉しすぎて俺は思いっきり俊介に飛びついた。
「ぅおっ!?お前…急に飛びつくなよ…」
「それって俺のこと好きってことだよねっ!?」
「は?それとこれとは話しが別だよ。」
ちぇっ…なんだよそれ。そこまで言うんだったら好きって言ってくれてもいいじゃんっ!もう同じじゃね!?
ああ…でも俺…生まれて初めてこの顔でよかったと思った…母さんありがと…
「あははははっ!あぁ~…おかしい~!腹痛くなるよ!」
突然、大爆笑し出した陽一さんに俺は我に帰り、俊介から急いで身体を離した。
お、俺!!!!お客さんの前でなにやってんだよ!?普通おかしいだろ!?バカだ…あまりに陽一さんが馴染みすぎてて…
でもそんな大爆笑するようなことしたかな…あ、引くの通り越して笑ってるとか?
「ぅ、…」
わりと、辛い!!
「ははっ!まさか、あの俊介がねぇ~…恋人が抱き着いても、うざいの一言で片付けてた俊介が…すんなり受け入れてるなんて、信じらんない!」
…なんか、陽一さんって、俺が喜ぶことばっかり言ってくれるな…あ、ていうか、陽一さんは俊介のそういう気質理解してるんですね。
「言われてみればそうだな…」
今日…学校は最悪だったけど…やっぱり幸せな日だなあ!もう腰も絶好調だし!ひひひっ
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