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それらのことを私はJから聞かされた。
ここで私が何かしらの提案ができればJも失踪などという手段は選
ばなかったのだろうが、
「とりあえず数日休んでくれ」としか言えなかった。
私如きが言って何とかなるようでは、Kはとっくに会社からいなく
なっている。
こうして、Jは音信不通となった。
それを知ったKは非常に気分がよさそうに、
鼻歌まで口ずさんでいた。
彼は人を潰すことに、喜びを感じているのだ。
それを見ていて私は心中憤りを感じたが、どうしようもなかった。
世の中、こういう奴もいるのだ。
そう思って、耐えていた。
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