あの雲が晴れたら

4/4
前へ
/4ページ
次へ
晩秋ーーー 鉛色の雲が広がる曇天の雲間から、数本の光がまるでスポットライトのように照らしている。 ちぇ~わかったよ... と唇を尖らせつつも、渋々と問題集に向かう横で僕は窓の外の景色をいつまでも見ていた。 あの冬の雲がなくなったら... 春になったら... 僕たちはどうしているのかな... 了
/4ページ

最初のコメントを投稿しよう!

61人が本棚に入れています
本棚に追加