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「ちなみに何人に追いかけられてんの?」
「多分、3人・・・」
「まじかよ・・・・アンタのせいで増えたじゃん」
「え゛?」
「うちら2人で、6人相手にしなきゃいけなくなった」
「・・・・・・・フェンスをのぼるってゆー案は?」
「まあ登りたいのは山々なんだけど、向こうのが登るの速かったらアウトだなーって思って、片してからかなって思ってた」
「でっでも・・・・今から登ればいけんじゃね?」
「いや、敵に背中見せたらアウトでしょ、あんたフェンス登りながら戦って勝つ自信あんの?」
「地面でも無理」
「はっ」
素直過ぎて笑える。
相手をよく見ると、目が綺麗なアーモンド型で、整った顔をしている。
女うけしそうな顔だ。
それなのにこの情けないセリフ。
うん。
つぼった。
「あんた何人倒せる?」
「0.5人。」
「ぶは、役に立たねえ!」
そんな会話をしていると、とうとうがたいの良い男が次々とやってきた。
1、2、3・・・・・・7、・・・10。
「・・・アンタ、3人って言ってなかった?」
「言った。」
「・・・増えてね?」
「・・・増えてる。」
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