「俺に、撮らせて。」

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モブ達が静まり返る。 が、 「う、うおおお!てめえ!よくも小山田さんに!」 「お、小山田さんの屍を越えてゆけえええぇ!」 さすがモブ。 盛り上がり方が超モブ。 「うし、おいで?」 「うおおおおおおあああ」 最初に木のバットを持ったモブ②が、助走しながら私の腹の高さにバットを構える。 5メートルも無い助走だけど、どこを攻撃したいのか分かるには充分だ。 男の手に蹴りを入れる。 「ってえ!」 あっさりバットを落とすモブ②。 すぐに拾い上げ、飛びかかってきたモブ③の大したことのないお顔を的にバットを振る。 パッキーン 「うっびゃあああああ!」 うむ。 見事なホームラン。
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