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6月2日ー
校庭で皆月さんが裂かれた体操着を見つめながら泣いていた。
その光景が昔の自分と重なる…。
可哀想に…って声をかけたけど、
あれは彼女に言った言葉じゃないのかもしれない。
それなのに、皆月さんは嬉しそうにしてた。
彼女に対してもクラスに対しても興味なんて湧かなかったから、目の前で繰り広げられるイジメを私は放置してた。
少しだけ、彼女の手助けをしてみようかな？
そうしたらクラスも皆月さんも私も何かが変わるかもしれない。
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