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一頻り甘ったるいその場所を堪能すれば、目の前の相川は状況がわかってねぇのか、ポカンと口を開けたまま瞬きを繰り返しているだけだった。
うん、まあそうだろうな。
雰囲気見てりゃ大体分かる。
ま、別にそんな事はどうでも良いというか、騒がれないうちに畳み掛けるか。
へなへなと座り込む相川の唇へ、俺はもう一度自分のそれを押し付ける。
僅かに抵抗するかのように、相川は顔を背けようとしたけど逃がしてやんない。
汗ばんだ頬に掌を添えて、更にその身体に体重でものせてやろう。
態勢が変わって驚いたのか、相川がビクリと震えたけど、そんな事も関係ない。
どうせ、少しもすればもっと震えるようなコトするんだから。
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