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「俺がこういう事するのおかしい?」
我ながらズルくて趣味の悪い質問だと思う。
でも、走り出したら止まれないから仕方ない。
「だって、私はまだ子どもだし、センセイはセンセイだし」
涙目で訴えるその声に、俺は思わずその唇を塞いだ。
追い返そうとする舌先を、逆に絡めて俺の方へ引き摺り込めば黙ってくれる?
「ねぇ、相川……教えてやろうか。子どもなら、こここんな風になんないよ?」
太ももを押さえ付けて、掬う先――――ぬるりとした感触、分かる?
「それに――センセイがダメなら、ナツなら良いだろ。ねぇ……トモ、俺の名前を呼んで?」
戸惑いを隠せずおろつく相川。
でも、ごめんもう無理。
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