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それから遅めの昼食をとって、二人はのんびりと一日を過ごした。
計画についてはダーヴィンの指示に従う形だ。
現段階では特にこれといった作戦は立っていない。
ルシアにしても、ダーヴィンが計画を立ててくれた方が間違いはないと思っている。
王族について何も知らない自分が計画するよりは、王族の動きを知っていて、なおかつ自分よりもよっぽど頭のキレる兄が計画を立てた方がいい。
ルーファスを殺せば終わる話ではあるが、兄は国を崩壊すると言ったのだ。
それはもちろん国民には何の害もないような王族間の崩壊だろう。
何の罪もない国民にまで制裁を加える必要はないからだ。
焦らずに時期がくるのを待てばいい。
ルシアは自分にそう言い聞かせて平凡な日常を送る決意をした。
大丈夫…自分には同じ志を持った兄がいる。
それだけでどれほど心が救われた事だろう。
目の前にいる兄の存在がどれだけ心強いか、それを思うとルシアがルーファスに抱く嫌悪感は少し薄れた。
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