魔法と馬鹿の部誌

自販機戦争

…
授業が終わった。
このＦ組教室だと…廊下を北に走る奴は購買へ戦争に、南は自販機へ。
それ以外はやたら空いている食堂や
集団女子に人気の中庭へ行くのだろう。
…そんな事今は関係無い、教室を出るぞ。
先生「夜道！黒板消しときなさい！」
先生に捕まった。
「…後でも出来るじゃないですか。」
先生「粉が飛ぶから今の内だ。」
…悔しいが、ごもっともだった。

この男の先生、こんな性格だから嫌われてんだよ。
受け持ちは現国。急に300問テスト何て出しやがるから困る。

…あまり時間を掛けずに終わらせた。
まるで新品同様だ。
腹癒せに、黒板消しトラップを仕掛けた。
扉に付属した紐に連動して壁、黒板消しの乗った板へ繋がる。雑だ。