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「こんにちはー!!みゆですっ!!みんな元気ぃー?」
彼女の声で、観客の歓声が上がる。
テレビの中にいる彼女は、とても輝いて見える。
いつの間にか有名になった彼女は、俺にとって遠い存在になってしまった。
彼女と出会ったのは、小学生の時。俺の家の隣に引っ越してきたのが始まりだった。
元々テニスをしていた俺は、いつものようにストリートテニスコートへ向かっていた。
テニスコートに着くと、さっそく相手を見つけ、試合を始めた。
試合が終わり、ふとコートの外を見ると、引っ越してきた隣の家の女の子が、目を輝かせて俺を見ていた。
俺は気にせず、汗を拭くためベンチにタオルを取りに行った。
ベンチに座って汗を拭いていると、さっきの女の子が近づいてきた。
「ねぇねぇ、君すごいね!!大人の人たちにも圧倒的だったじゃん!!!!」
なんて、興奮しながら言う彼女を見て、俺はつい笑ってしまった。
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