約束

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あぁ・・ 太って体が重いし・・ いや・・食べてたから走れるな。 どうでもいいような事まで頭の中を駆け巡る。 すぐに行くと言っても移動の時間が長い。 出来るだけ速く  速く・・ そう思いながら、エスカレーターは使わず階段を駆け上がる。 息を切らせながら、発車間際の新幹線に飛び乗った。 森を見送ったホームから 森のいる大阪に向かって飛び乗った。 座席に座ると呼吸も落ち着く前にメールを打った。 「今 新幹線に乗ったよ。私って偉くない?」 可愛い絵文字と一緒に送った。 「ほんとに乗ったのか?」 こいつ  わかってねーな。 そう思った。 だから 新幹線の中でナルシストのように自分の写メを撮った。 フラッシュがたかれて  もの凄く恥ずかしかったけど 知り合いもいないしと思って2枚撮った。 写りのいい方を送る。 こういうのは、女心だ。  「どうだ 信じた?」 「おう 新大阪の駅で待ってる。」 ちょっと顔文字がついていて、安心した。
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