第1話

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~夢~ 始業式が終わり家に帰った俺は亮二の下らない話や、新しいクラスでの自己紹介などで疲れきってしまった。しかも亮二とは小学生5年生から8年連続同じクラスになった。こんなことで俺の奇跡を使ったと思うとげんなりした。まあ、兎に角疲れてた俺は簡単に作れる飯をつくって・・・・あぁ言い忘れたが俺の両親は仕事の都合でここ一年半近く帰ってない。金は仕送りを送ってくれているので実質一人暮らしだ。飯をつくって風呂に入って9時頃には寝てしまいたかったがなんやかんやグダグダやっていたら11時になってしまった。明日の学校の支度を済ませ、やっとのこと布団に潜り込めた、眠るまで余り時間はかからなかった・・・・・。 「ここは何処だ?」 どうやらここは学校のようだった。 「何故君はここにいるんだい?」 急に後ろから声をかけられてビックリして飛び上がった。 「すいません!」 反射的に謝ってしまった。・・・・・・別になにもしてないんだが。 よく顔をみるとそこにいたのは、河木田先輩だった。 「そうか、君には適性があるのか・・・・」 沈黙・・・。ダメだ耐えられないこっちから切りだそう。 「先輩ここは何処ですか?」 「何だ、知らないのか、知らないのに話せるし意識もある・・・・」 意味が分からない。この人は昔から苦手なのに・・・・・シンドイ。 「ここは夢のなかだ、明日大事な話がある19時に喫茶マスターに来い。じゃあな」 「ちょっとまってください!まだ訳が・・・」 ドシッ! 「痛ってぇぇぇぇ、あれ?、夢だったのか?」 どうやらベットから落ちたらしい腰の痛みで目が覚めた、夢なのかどうかは(まあ夢だろうが)今日喫茶マスターに行くとして。しっかり寝たはずなのにどうしてこんなに眠いんだよ。 俺は普段寝起きがよく、朝起きて眠たむたいんてこと無かったのに。散々な目に遭ったなぁ。ふと、時計に目をやると・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「ヤベェェェ、学校遅刻する!」 時計は七時四十分を指していた。
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