第1話

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休み時間、授業の始まりのチャイムでは起きたものの後は寝っぱなしだった、友達まぁ、順平とかは俺の機嫌悪いのを知ってか一度も話をかけてこなかった、決して友達がいない訳ではない! ま、まぁ、何だ・・・・そう、気持ちよく寝れたんだよかったよかった。このまま部活もサラッと流して、ちなみに茶道部ですが、趣味でもう9年やっていて部活の連中とは比べ物にならない、だって講師の資格まで俺は持ってるんだもの!自慢はここまでにして、ちゃちゃっと済ませて・・・・・・。18時か、約束の時間まで一時間あるが夕飯も食べるついでに喫茶マスターに行くことにした。 喫茶マスターは落ち着いた雰囲気で俺もたまにお世話になっている。俺はいつもコーヒーのブラックを頼んでいる。それに今日はオムライスをたのんだ。まず一口、口に運ぶと・・・・な、何だこれ!今までに一度も口にしたことがな!この風味、この香り、凄い!半端ない!本当にこれがオムライスなのか!これは、マ、マズイ!想像を絶するマズサだ、コーヒーは一番と言っても良いくらい上手いのに、何でオムライスはこんなにマズイんだ。今日は散々だな。オムライスを何とか最後の一口まで口にしたところでようやく河木田先輩が店にやって来た。 時計を見ると19時ピッタリだった、この人の几帳面さどうにかならないのか。 「マスター、いつもの」 か、かっこいい・・・・とても絵になっている 「随分早いんだな、名前、何て言うんだ?」 「は、はい、勇樹零雅です。」 同じ部活のはずだったんだが・・・・覚えられていないのか 「お待たせしました」 ここで河木田先輩の頼んだのがきた。こ、これは・・・・・・・キャラメルミルクマキアート何か少し残念でならない、コーヒーとか渋いもので決めて欲しかったのに、甘党だったなんて とか考えていると先輩が 「突然ですまないが、君の力を我々に貸して貰いたい。まぁ、いい値のバイトだと思ってくれればいい」 何故俺なんだ、この人苦手なのに、まぁ、お金には変えられないか・・・ 「こんなこと聞くのはなんなんですが、いくら位ですか?」 「一件1万2000円で・・・・」 「やります」 即答だった。一件と言う言い方や力を貸して欲しいとか気になることだらけだが、いっそどうでもいい。お金が欲しい!
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