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~夢者仕事~
先輩と話したあと、コーヒーをもう一杯飲んでから家に帰り、風呂に入り順平たちとメールをしていたらなんだかんだで11時を回っていた。先輩が何も言わなかったので待ち合わせ時間が分からなかった。しかも実際に他人の夢に入れるのかさえ分からない。
まぁ、無理だったらお金かえせばいいしぃ~、そしたらあの先輩とも会わなくてすむしぃ~、いいことだらけだな!心の声はこの辺にして、そろそろ寝るとするか・・・・。
眠る前に彼女の顔写真を確認しようと思った、その人のことを考えればいいと言っていたからだ。だが、その必要はなかった何を隠そう今回の以来主は前薗 梨華(まえぞの りか)、そう、皆はもう忘れてると思うが・・・。梨華ちゃんは和くんの彼女だ!これは俺の願望だが、出来れば今回の相談が和くんと別れたいとかだったら嬉しいんだが・・・・。まぁ、その結果ももうじき分かる。ちょっとした期待を持ちながら眠りについた。
モワモワとした霧がかかっている・・・しばらく何も見えないまままっすぐ歩いていると、そこには河木田先輩の姿があった。
「時間を教えていなかったが、よく11時15分にこれたな」
何か・・・・・怒られないで良かった、出来ればもうあの舌打ちは聞きたくなかったからな、
「時間に間に合ってよかったです。梨華さんは?」
「私に何かご用でしょうか?」
ビックリしたぁ~、決して口にはださなかったがちょっとビビった
「君か?前薗梨華さんは」
「そうですが、何か?」
「最近悩んでることはないか?」
うわぁ~先輩何のクッションもなしにいきなり聞いたよ~そんなん怪しまれて教えてくれるわけないじゃん。バーカ、気持ちいいからもう一回、バーカ!
「そうですね、強いて言うなら・・・・」
言っちゃうのかよ!と言うツッコミをグッと我慢した。偉い俺!
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