第2章

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ハンドルを回しながら煙草に火を付ける守にミヤが話し掛ける。 「ねぇ、今日は守飲み出んの?」 煙草の煙を吐くとミヤを横目でチラッと見る。 「出るよ。 何で?」 ミヤは珍しそうに車の中を見渡しながら答える。 「あぁ。 今日同伴してよ。」 げんなりした顔になる守。 「何で金払ってまでお前のランジェリー姿なんか見なきゃなんねぇだよ。」 本当に嫌らしい。 「理絵付けるよ。 隣に。 どぅよ。 行く気になった?」 理絵の名を聞いて態度が急変する守。 「理絵ちゃん付くなら行く。 あっ、でもミヤはヘルプ席な。」 守は理恵に弱かった。 金髪のロングで所々黒いメッシュが入っている理恵。 服も薬指のサイズも5号の華奢な体は守のストライクゾーンだったらしい。
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