第4章

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ふらふらと守と理絵の席に近づいて来るミヤ。 「ミヤぁ、お疲れぇ! もうっ!あのヤクザとキスしてたでしょっ。 可哀想に… さっ、飲んで飲んで。 アルコール消毒だよ。」 理絵は自分のグラスをミヤの手に握らせる。 守は愉快そうにミヤを見ていた。 「すげぇ。 ミヤの胸だけバブリーじゃん。 金持ってんだろうなぁ…。 さっきの仁さんだろ? 組の幹部で次新しく出来る組の頭だってよ。 ミヤ、気に入られたみたいじゃん。」 守の話しは上の空のミヤ。 勝手に守の正面のヘルプ席に腰掛け理絵のグラスの中身を一気に飲み干す。 ミヤの胸にはチップの万札が数枚に ドリンク代で残った札がごっそり差し込まれていた。
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