第5章

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1回…2回…3回目のコールが鳴り終えると同時に理絵が出た。 「あっ、理絵。 ご。」 「何やってたのよ!バカっ。 心配したんだから。」 謝る隙も与えず理絵は怒っていた。 当たり前である。 自分の友達がヤクザに気に入られ 1人その男の所に飲みに行ったのだ。 仕舞いには連絡が全くつかないとなれば気が気ではない。 理絵と逆の立場ならきっとミヤも怒っていただろう。 「あぁ…。ホントごめん。 酔っ払って帰って充電し忘れたまま 寝ちゃってさ…。 つーか、出勤前にちょっくら飯行きませんか? もち、アタシ持ちで。」 二日酔いで何も食べる気はしなかったが 理絵の機嫌取りから始める事にしたのだ。
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