0人が本棚に入れています
本棚に追加
1回…2回…3回目のコールが鳴り終えると同時に理絵が出た。
「あっ、理絵。
ご。」
「何やってたのよ!バカっ。
心配したんだから。」
謝る隙も与えず理絵は怒っていた。
当たり前である。
自分の友達がヤクザに気に入られ
1人その男の所に飲みに行ったのだ。
仕舞いには連絡が全くつかないとなれば気が気ではない。
理絵と逆の立場ならきっとミヤも怒っていただろう。
「あぁ…。ホントごめん。
酔っ払って帰って充電し忘れたまま
寝ちゃってさ…。
つーか、出勤前にちょっくら飯行きませんか?
もち、アタシ持ちで。」
二日酔いで何も食べる気はしなかったが
理絵の機嫌取りから始める事にしたのだ。
最初のコメントを投稿しよう!