ノリと勢いの転生記

寝るとしてもいい所で

「亜人か。いわゆうエルフや獣人ってやつかな。まとめない理由は？」

『大航海時代で肌の色とか関係なしで纏めて よう人類 と言ってる感じ。』

それはいい気持ちしないな。

『それぞれ独自の進化を経てるわけだしね。ちなみに進化のルーツは人類と一緒。ただ魔力の差でも突然変異が起こるから、いろいろと面白いよ。』

『人の関わりとかはこれぐらいにでいいかな。次はお待ちかね、魔法だよ。』

「待ってないし使えなくてもいい。」

普通に暮らすなら魔法なくてものんびりできそうだし。

『何も聞こえない。じゃあまず基本から。魔法はさっき少し出てきた魔力を使って行使する。それぐらいは予想つくよね。その行使方法はイメージだけ。呪文なんて必要ないよ。』

『あと魔法で可能なのはあくまでも等価交換。無から有は作り出せない。ぶっちゃけどこかの錬金術だよ。当然国お抱えの魔法使いもいるしね。』

ユビパッチンぐらいならやってみたいかもしれない。

『イメージは大気中の水分集めて水にするとか、分子を振動させて熱をうみだすとかいった知識があればそれをやってみる感じで。結構曖昧でもなんとかなるけど、曖昧だと効果が薄くなったり、魔力を多く使うのはお約束だね。』

頑張ってくれファンタジー。安眠のために。

『魔法でできることは、一般人レベルでライターの代わりとかぐらい。軍人レベルで火の矢で殺傷性が出る。一人で山吹き飛ばすとか、集団で魔法使えば大魔法になるとかの夢と希望なんてないよ。』

よくやったファンタジー。一人一つのライターなら安全だ。

『魔法の個人差は魔力の保有量とイメージ力の差だけだね。両方とも良い方がより多くの回数使えるだけだけどね。』

「一般的にはどれぐらいだ？」

『知識が無い分イメージできないからね。できて十数回火を灯すぐらいじゃないかな？』

子供がライター持ってる方が危ないな。