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「もう寝てもいいか?」
目の前で何かにうちひしがれているショタはぶつぶつと「何で僕が……」 「……こんなに迷惑だったんだ……」 とか呟いていた。
返答がなかったら肯定だったよな。寝るか。
「……皆に謝ってこようかな。ん? ちょっと待ってまだ寝ないでよ!」
「…………」
「いや、そんな絶望した顔でこっち見られても話まだ始まってすらいないし。」
あれだけ話してまだ足りないのか。このショタは少ない言葉で物事を確実に伝えられる練習した方がいいと思う。
「いい加減ショタはやめてよ…… それ以前に思考読んでることにはスルーなんだね。」
別に会話が楽になるから便利だと思っているだけなのだが。
あとショタ以外の表現はガキしかない。もうエセは使えないしな。
「頼むから口から声で伝えて。思考読むのも楽じゃないし、あとガキもやめてよね」
名前も知らない初対面にあと他に何があるのだろうか? お前やアンタは失礼だし。
「君の名前は? 知らないから他に呼びようがない。」
「その常識者みたいに思えるけど常識はずれの思考は読まなかった事にするよ。僕はロキ、君達からするとイタズラの神様さ。どうだい、驚いたか!」
ロキか……
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