まだ寝れない

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「なんで君呼ばれたのかって? さあ、たまたまだね。」 たまたま……偶然か。 「ならいいや。で転生したら好きに暮らせばいいのか?」 どうせなら貴族に転生したいな。領地持ってれば確実に働く必要ないだろうし。 「君つまらないね…… 普通そこでチートよこせとかわめくんじゃなかいのかな?」 チートとかあってもな。あとアメを欲しがる神の普通は普通じゃないと思う。 「いつまで君は僕をお子さま扱いするんだ! アメなんていらないからな! 失礼な」 しょぼくれてたよな。凄く残念がってたよな。 「ならチョコレートの方がよかったか? ホワイト。」 「えっ!? ホワイトって凄く甘い方だよね! 下界のお菓子って素晴らしいと思う…… だから! 僕がここまでおちょくられるなんて、始めてだよ!」 「また始めてか。以外と経験少ないんだな。」 「経験ならそれなりにはあるよ! 君はあるのか!!!」 「……何の話だよ。」 経験、経験…… ああなるほど。ませてるな。 「え…… あぁ…… うん…… ナンデモナイヨ……」 なんで徐々に声が小さくなるんだ。 「そもそもその手の記憶も消したんだろ。知らないよ。」 子供とかいたら消えてるのか…… いや、学校の記憶はある。これは一般教養の知識は消えてないからか。どんなイベントがあったかは知らないけどな。 まあ学生なら相手はいないだろ。 そろそろ話も終わらせて欲しいのだが。……目の前で顔を赤くしながら煙をあげてるうぶな神様はいつまで続けるつもりなのだろうか。 「そろそろ転生するならさせてくれよ、寝たい。」 声をかけた事でどこからか意識が帰ってきた神様……マセでいいか。がようやく話を終わらせてくれそうだ。
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